top of page
  • あしぇっと八ヶ岳

新・ピンチの食べ方(5)ひらめくレシピで乗り越える

 災害時は、いつものように買い物はできません。

物流もままならず、食材が不足することは多々あることです。


ですから、いつもレシピどうりの買い物ができないケースの方が普通となってしまうでしょう。


ないからできない。

そう思うことが、さらに自らを追い込んでしまいます。


そんな時こそ、これまでの枠を超えましょう。

ひらめきで、新しいレシピを作り出すのです。


「今、手元にあるものだけで、なにができる?」

「あのレシピと、このレシピを合わせたら、どんな料理になる?」


実験のように、配分、食材を変えて、楽しみながら、料理して見ましょう。


例えば、一升のお米で100人の人を食べさせることができるか?


そんなクイズのように、頭の体操することで、その時を切り抜けるメニューが生まれることがあります。


例えば、肉じゃが。

この料理がの起源は戦前の日本海軍です。

将軍に留学先のイギリスで食べたビーフシチューを作るように命じられた日本海軍のコックが、手元にあるもので考え出したメニュー。

元のメニューとはまったく違うものですが、このメニューはいまや日本料理と言えるほどの馴染んでいます。



追い込まれて、開き直る時。

考えて、考えて、考え尽くした後。

こんな時にブレイクスルーが生まれるのです。

閲覧数:75回0件のコメント

最新記事

すべて表示

新・ピンチの食べ方(8)つながる食卓、つながる人間関係

災害時に、もっとも恐ろしいのは、 パニックとヒステリー。 逆に、災害時にもっとも頼りになるものは、 人間関係です。 被災者になった東日本大震災では、都会暮らしでご近所付き合いもない僕は、精神的に完全に孤立しギリギリまで追い込まれてしまいました。 実際の被害の大小とは関係なしに、情報が溢れている現代では、きちんとした人間関係を作らないと、孤立してゆきます。 それは、思考が作りだす、危険な孤独です。

新・ピンチの食べ方(7)インスタントは最後の手段

災害時、または災害に備える時に店頭から消える食品の代表格の一つが、インスタントラーメンに代表されるインスタント食品です。 お湯を注ぐだけで、あっという間に一食分が出来上がる素晴らしいものです。 インスタントの良さは、 1)輸送が簡単 温度調整も、取り扱い注意もあまりなく、きちんと箱に治り、大量輸送にも向いています。 2)調理が簡単 基本、熱湯を注ぐだけです。小学生高学年程度なら、一人でも可食状態に

bottom of page