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  • あしぇっと八ヶ岳

新・ピンチの食べ方(2)日常の延長に防災はある

昨日の台風19号は、大きな傷跡を日本に残しました。

僕の住む家の周囲は風雨とも予想以下の静けさで、もともとの情報は大げさだったのでは?と思っていました。

が、やはり県内外とも堤防の決壊、土砂崩れなどであちこち被害がでています。


山梨県は幹線道の迂回路がほとんどなく、孤立しやすい県なのですが、今回も中央高速、中央本線とも神奈川県境の土砂崩れで首都圏への交通網は寸断されています。


実は、我が家の長男次男がこの週末東京にいまして、彼らのお迎えのためにどうやって東京にゆくかで今、頭を悩ませているところなのです・・・。


この記事を書き出してさっそくこのような事態に直面するとは、本当にびっくりだし、災害は身近にあるものだと、つくづく思います。


防災とは特別なことではなく、ある確率でやってくる出来事への準備なのです。

まさに、日常の延長に防災はあります。

人生のリスクマジネメントです。


被災の可能性を無視することも、被災に怯えすぎて恐怖の中で生きることも、双方危険な生き方ではないでしょうか?

それは、悲しい出来事を招くような気がします。



もはやこの気象変動から、一度も災害に合わない人生はありえない時代になっていると思います。誰かの出会った災害を、自分のことと受け止めた人だけが、準備を始められます。


災害とは、自然の動作が我々の勝手な予想を超えた時に、使われる言葉。

「想定外」という言葉が多様されますが、地球スケールの出来事を我々が想定できると思うのが、傲慢な振る舞いであるのではないでしょうか?


だからこそ、今できる準備を無理のない範囲でやる続け、更新し続けることが、「想定外」に出会った時に、救いになるかもしれないと思います。



誰かの大変な思いや悲しみ、怒りを共感できる想像力を持ち、


誰かの困難や、苦闘から学ぶ気があり、


誰かの生還や、日常を取り戻した喜びを祝うことができるならば、




災害に出会っても、それを受け止め、大切な人を支えることができる。


災害の渦中でも、希望を誰かに見せることができる。


災害に巻き込まれても、大切な日常を取り戻すことができる。


そんな人になりませんか?



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