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新・ピンチの食べ方(8)つながる食卓、つながる人間関係

災害時に、もっとも恐ろしいのは、

パニックとヒステリー。


逆に、災害時にもっとも頼りになるものは、

人間関係です。


被災者になった東日本大震災では、都会暮らしでご近所付き合いもない僕は、精神的に完全に孤立しギリギリまで追い込まれてしまいました。


実際の被害の大小とは関係なしに、情報が溢れている現代では、きちんとした人間関係を作らないと、孤立してゆきます。

それは、思考が作りだす、危険な孤独です。


家族だけではなく、現実距離の近い誰かと繋がっていることは、災害を切り抜けていくための、大切な支えなのです。



逆に、山梨県に移住してまもなく直面した大雪害では、ご縁が広がり一致団結して、皆で励んだおかげで、心身ともにはるかに楽に過ごせました。


都会暮らしのネット依存。

友人はみな遠方で、隣の人はなにするものぞで、長らく生きてきた僕には、とても衝撃的な2つの体験でした。



人間関係を作るのにもっとも強力なことは、

「ともに食卓を囲むこと」と「食べものを分かち合うこと」

です。


できる範囲で作った大切な食事を、家族だけでなく、誰かと分かち合ってみてください。


手元にある、りんご1個、チョコレート一枚を、目の前の人と分かち合ってみてください。



人はピンチにノックアウトされるのではなく、「もうだめだ」という絶望にノックアウトされるのです。


一人でも多くの人がいてくれる時、人はピンチを乗り越えられます。


その環境作りに、食べもの、食卓は、最大級の魔法を発揮します。

コーヒーいっぱいで、友達は作れます。


緊急時こそ分かち合う、「つながる食卓」を。

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